人に優しく

rollermet10162013-10-03

今日はこのイベントに行ってきたんです。
http://magazineworld.jp/hanako/present/hn25/
一緒に行く友達も仲良し、サントリー美術館でお酒飲んで、大好きな作家さんの展示も見れて音楽も聞ける!
想像するだけで100点、本当に楽しみな気持ちで今日を迎えました(´ω`)



…心底【最低だ】と思ったイベントでした。
途中からあまりに腹立ってきて、感情に流されないように手帳に気になった点を書き出してて友達に驚かれたもの。笑

感想としては、
サントリー美術館…120点
THE BOOM…100点
Hanako…マイナス五億点、
企画側が今日は大成功!っておもってたらどうしよう。腹立つ気持ちと、どうかと思う人に思いっきり見下されて【えぇぇー?】って無性に理不尽な思いしたような気分です。


何故ここまで私が嫌悪感を持ったのかといいますと、【テーマ】【イベント出演者】【招待された読者代表】の何れにも愛情も工夫もプロの仕事の一切を感じずお粗末である点です。
【編集さんたちの自己満足に付き合わされてるんだなぁ】なんて意地悪な印象を持ちました。


今回はHanako25周年記念のイベントで、読者を無料招待し開催されました。
一番古くて紀元前14世紀!?からの世界各国各時代のガラス酒器を集めた展示の真っ最中のサントリー美術館が会場、
【ナイトミュージアム】をテーマにゆったりお酒を楽しむ…
なんていう。

文字だけで最高過ぎる内容(´ω`)


その100点の素材たちをいかにマイナス五億点に仕上げたのか、思いつく限りの事実をご報告いたします。

→→→イベント冒頭、Hanako編集長による挨拶はあごの位置にカンペを用意、二分くらいの挨拶を逐一カンペを見ながら読み上げます。
おそらく40代の、日頃まずお目にかかれない洗練されたファッションの女性です。

この年齢で地位でこの記念すべき場で、感謝の言葉すら自分の言葉で言えないのかぁ…(´ω`)

催しはまず、サントリー美術館のキュレイターによるトークショーから。
今展覧会の内容とこだわりなどが内容で、これが本当に最高。この方と飲みに行きたい。
とある数千年モノの展示品、実は私物なんです…とさらっとすごいこと発言するくらい、作品たちに愛情を感じるんです。
また、展示作品をお客さんがわかりやすいよう時代でなく流れで構成した。
それでも大枠ではにガラスという存在について世界の歴史を辿れるようにして、最後のブロックではひたすら【宴】、会場を出たらお酒が飲みたくなる展示をめざしましただって(´ω`)
ソファをおいてくつろげる空間作りをした、とかそういうこだわりは他にもあるんだろうなぁ。
作る側のこんな話聞いちゃうとますます作品を見るのが楽しくなってしまいます。

但しインタビュアー、君は色々謝ったほうがいい気がします(´ω`)
→→→日本語が壊滅的。尚且つキュレイターさんが話を終わらないうちに言葉挟んで止める。その言葉も語尾まで言い切らない。

→→→展示について何も知らない。2ヶ月前に誌面で取り上げる事実含めて失礼過ぎる。

→→→作品数三桁・すべてグラスという高いハードルなのに、特定の作品の話をしているときに作品の写真も展示場所の描写もない。
興味持ったら、語尾が聞き取れていないキーワードをもとにどうにか探せというのね…。笑

→→→あと、人の見た目について最低なことを承知で言えば、アピアランス
六本木の夜の美術館でイベントやろうと考える雑誌で、スタッフ皆足の細さとハイセンスさなんですね。
…なんていっていいかわからないけど、彼女が登壇する理由は【一番若手で面倒ごとを押し付けられた】以外納得いかないです。

私なら少なくともまともに日本語話せる人間にします、出版社は言葉でお金をもらうプロだもの。


さて、ここで下記のイベント当選メールの抜粋をご確認頂きたい(´ω`)

> <当日のお食事(予定)>
> 1)ラフランスとトリュフのロックフォール添え
> 2)ホタテのムースとパルメジャーノリゾット トビウオの卵添え
> 3)フルーツトマトのファルシー(クリームチーズ・ナッツ・ドライフルーツ)
> 4)ズワイガニと秋野菜 はまぐりのジュレ キャビア添え
> 5)和牛肉のローストと茸のロール仕立てマデラソース
> 6)マスカルポーネと秋のフルーツ ヴェルヴェーヌの香り
>
> ※当日ブッフェ形式でお楽しみいただきます。
>
>




出たのは1.5センチ立方のフィンガーフードが1人一つ行き渡らない程度。
いや、嘘書いてるわけじゃないけど…
これはやられた!と怒りというよりは面白がっておりました。
ワインを自由に飲めたのも15分であとは空のグラスを手に立ち上がることは許されない状況(´ω`)


さて、次は宮沢和史さんのライブの予定ですが、なんと体調不良とのことでTHE BOOMのインストライブに。
サポートギターで100式の町田さんが出てきてひゃーっとなりました。

→→→照明が蛍光灯。イベント中徹頭徹尾蛍光灯。
イベントテーマが【ナイトミュージアム】なのに部屋が明るいので外は見えません。

→→→そもそも会場前方ガラスばりでロケーション最高なのに、そのうち左3分の1は機材とスタッフでふさがられていました。

→→→THE BOOMのライブ終わりの、件のインタビュアーの【THE BOOM世代なのできいていて高まりました】と発言に完全に臨界点超えたところで演目終了。
ねぇ、ライブの感想ゼロで貴女の世代情報公開?



企画をきちんと煮詰めてないとか、素人仕事とか、元々専門にやってたから腹が立つんじゃない。
自分達が考えた素敵なイベントを実現したいだけで、サントリー美術館にも展覧会にもTHE BOOMにも何よりお客さんに対して何の心使いを感じない。
デリカシーのなさに腹が立つんです。公衆の面前で恥ずかしい。

ライブ中の明るさも【このイベントは既成事実と誌面でシャレオツ雰囲気を醸し出したい以外の目的は一切ないってことだよなーこれ。写真撮影しかこの明るさのメリットないもん】と思えて。

私なら、それならばサクラ雇って深夜30分撮影して終えるよ。
時間のむだだし、大事な読者を付き合わせる内容じゃない。

本気でHanako25周年記念で読者に伝えたいなら、
お客さんにとってくつろげる空間を作るように考える。
ザ会議室の椅子じゃなくて、背もたれの深い柔らかい椅子やソファにする。
手の届く範囲にテーブル・フードを置いて、せっかく雇ったイケメン外国人達がワインのおかわりを注いでまわるようにする。
人数も減らして壁際を取り囲む椅子なんかにお客さんを座らせない。

キュレイターとの打ち合わせは、ピックアップしたい作品の場所と作者などを紙で配布。後日実際に自分で目にすることが出来るようにする。
インタビュアーは派遣のナレーターを雇う。話を聴いておしまいじゃなくて、お客さんが気軽に質問できるように時間をとる。

ライブの前に暗転して、ロケーションを満喫・雰囲気作ってからそのままライブをはじめる。その際に空のグラスのお客さんがいないか、きっちりチェックする。
編集長の挨拶が一番大事。シャレオツ雑誌のシャレオツ仕事とトップなんて、憧れのイメージだから絶対がっかりさせたくない。
普段お客さんの顔を見て話す機会なんてないから、貴重な機会にめいっぱい感謝と思いを伝える。


…私が正しいとは断じて思いませんけどね。
一切に楽しんでもらおうとか出演者へのリスペクトを感じなくて、最悪だなぁと感じてしまいました。
出版不況なんて言うけど、他の雑誌も同じように人達ならば、時代のせいにしないで欲しい。
世の中には気概と読者・掲載物への愛情を持っているフリーメディアのライターが沢山います。
それで事足ります。


あくまで私の受け取り方ですがね(´ω`)私がクレーマーと思うか否かは読んだ方がご判断いただければ。
折に触れ申し上げますが、人に対して例のない、下品な振る舞いに心底嫌悪してしまうんです。
ふん、同じ振る舞いしてやるもんか。明日も私はお客さんに礼を尽くします。